【家事動線楽々】30坪の間取りの工夫

契約後〜完成まで

コロナ以降建築費が上がり、今の主流はコンパクトハウスと感じるこの頃です。

特に新築マンションは数十年前と比べ、平均専有面積が約66㎡と狭まっており、間取りや収納計画に制約が出やすい広さかと思います。

その点、戸建てであれば平均坪数は約35〜38坪。コンパクトハウスは大体30坪前後を指すので、30坪=約100㎡となります。マンションに置き換えたら100㎡は豪邸ですね!

ちなみに、はなハウスは32坪。
ご参考までに、こんな感じでそれぞれのお部屋を確保できました↓

はなハウスが32坪でできた間取り

・LDK 24畳(キッチン・リビング・パントリー)
・玄関 4畳(シューズクローク含む)
・水回り 6畳弱(洗面・脱衣所/ランドリー・浴室)
・寝室 7畳弱(収納含む)
・子供部屋 4.5畳x2部屋
・書斎 2畳
・WIC 3畳

実際の経験談も踏まえて、我が家の間取りや家事動線の工夫を紹介していきます♪
(といってもほぼ建築士さんが配慮してくれたものですが・・)

それでは、レッツゴー!

間取りの工夫

1.リビングのある階は広くする

我が家のリビングは1階。ということで、階ごとの使い分けを考えました。

1階は生活スペースのため、玄関・リビング・キッチン・水回り・WICなど全て1階に持ってきました。
1階に設備系をまとめて広く取ることで、家事の効率が良い上に空間が広く感じます。

はな
はな

はなハウスの1階は20坪、2階は12坪と1階の方が結構広め!

対して2階は主に寝るためだけの空間とし、寝室・子供部屋・書斎を配置しました。(書斎は静かな2階に)

ハスカーサ(ポラス)は総二階でなくとも費用に大差はない

ここで、みなさんが疑問に思ってるであろう、「上下階の面積が違うから、高いんじゃ?」・・の声もあると思います。

ところがハスカーサでは、総二階でなくとも費用はほぼ変わらないのです!
一般的には、総二階の方が外壁や屋根の表面積が小さくなるため、材料費や施工手間が少なく済み、コストを抑えやすいとされています。

私も気になって担当の方に伺ったところ、総二階かどうかで費用に大差はないと回答をいただきました。おそらく、ポラスは自社内に建築士や大工が在籍しており、設計・施工の調整が柔軟に行えるからではないかと思います。

総二階でないメリットは、上下階を同じ面積にする必要がないので、好きに間取りを作れる・家の外観にオリジナリティが出るところですね。

私の実家がリビング小さめで家族4人が集まると圧迫感があったため、リビングを広めにとりたかった私としては総二階じゃない家が作れるのは推しポイントです!
アイ工務店(総二階推奨)で間取り作成してもらった際は、LDK18畳でWICなどが2階に分配されていましたが、現在の家はLDK24畳・WICも1階で家事が楽々なので1階を広くして本当に良かったと思ってます。

ちなみに今は土地柄1階リビングですが、検討当初はプライバシーのある2階リビングも惹かれていて、その場合2階を広めにしてその下に車を停めれる間取りも考えたり・・。2階リビングはリビング続きのテラスがすごく使い勝手が良さそうですね。人目も気にならない!

↓こんな感じにできたら最高・・

・・コホン。話が逸れましたが、我が家は2階に寝室・子供部屋・書斎のみを配置し、他は全て一階でまとめています。

そのため、家事は全て1階で完結し日中はほぼ2階に上がることはありません。
半平屋のような生活を送れるため、使い勝手がよく『寝室だけ2階』はおすすめしたい間取りです。

2.浴室・トイレは小さめ

はなハウスの浴室は標準の1616(1坪)サイズ、トイレは0.8畳と小さめになっています。

1階の面積が限られている中、何を優先するかを考えた際に、「LDK・WIC・洗面所・ランドリールーム兼脱衣所」の広さを確保するため、浴室とトイレは最低限の広さにしました。

実際の使い心地は?

浴室は、一人で入る分には結構広く感じます。というのも、1616サイズは通常の賃貸の浴室(1216サイズ(0.75坪)多め?)より縦に長いので、湯船に入っても足を伸ばせるようになります!洗い場も奥行きがあります。

ただ、お子様が小さい子育て家庭には1620サイズ(1.25畳)も人気のようです。洗い場が広くなるので、お子様2人と入っても狭くないらしい!

我が家は、サイズアップ=課金になるのと、いずれ子どもも一人で入りそうなので標準の1616サイズにしました。

トイレは、1階(0.8畳)・2階(0.7畳)と狭めです。
1階トイレは1畳もないですが、大容量収納(4段)とお手洗い場も置けましたので大満足です。

実際に使っていても狭いと感じません。天井が2500mm(標準)と高いのと収納で奥行きが出てるので実際の畳数より広く感じます。

そんな我が家の実際のトイレがこちら!狭いトイレに大容量収納と手洗い場を入れるために3週間くらい配置を試行錯誤しましたが、どちらも入れつつ且つ狭くなりすぎないトイレが叶いました。

▲はなハウスの1階トイレ

右側に見える細長い影面のところ(お手洗い場の裏)が収納となっていて、ここに掃除道具やトイレットペーパーなど大量に入れています。
収納は、幅25cm・奥行き27cmで、5段の棚にしています。

お手洗い場は、幅48cm・奥行き32cm取れました。水跳ねが気になるので、ボウルは直径27cmと大きめのものを使用しています。
今のところ水跳ねなしで快適!

ちなみにお手洗い場のタイル(見えづらいがお手洗い場の背面がタイルになっています)は、自分で貼って10万くらい節約できました!
(後日タイルDIYの記事をアップしますので気になる方はぜひ♪)

このような感じで、浴槽とトイレは最低限の広さにして、リビングなど長く過ごす空間の広さを優先させました。

はな
はな

トイレなどの老後の広さ問題は、リフォームに託します!!

3.収納は散りばめる

間取り作成をする際に、収納計画も力を入れました!
実際に使う場所の近くに収納を分散して配置することで、必要なものをすぐに取り出せて、とても使い勝手が良くなります。

はなハウスのリビング収納は、大まかに「キッチン台前面・キッチン台裏面・食器棚・吊り戸棚・パントリー・デスクの棚・個別の収納場所」と7箇所あります。

『洗剤やラップなどのストック→吊り戸棚、書類→デスクの棚、保存食や備品→パントリー、掃除機やぬいぐるみなどの飾り物→個別の収納場所』などで分けており、使う場所の近くに保管することで物も戻しやすく散らかりにくいです。

その他にも、洗面所に備品を保管する収納、ランドリールーム兼脱衣所に4段収納(洗剤などのストック)や着替えを収納するチェストなど、それぞれの部屋に収納場所を作っています。

間取りをつくる際には、例えば脱衣所でしたら洗濯物はここ!洗剤の置き場はここ!その他のストックはここの収納!などと実際の生活動線をイメージしながら考えると、後ほどの満足度が高いかと思います。

4.洗面所・ランドリールームは採光をとる

Screenshot

こちらは、SNSで流行りの『高い位置での横長の窓』を採用しました!
洗面所の鏡の上に横長の窓や、玄関の天井付近での横長の窓を多く見かけるような気がします。

高い位置での横長窓は、割と近年に取り入れられたものでこんなメリットがあります。

高窓のメリット
  • 高窓は視界を遮るものが少なく、空間に広がりと奥行きをもたらす
  • 高い位置から光が差し込むため、部屋の奥まで明るく照らしてくれる
  • 窓の位置が高いため、道行く人や隣家からは見えにくくプライバシーを確保できる
  • 泥棒が侵入しにくく、防犯性が高い
  • カーテン入らずで費用を抑えやすく、見た目もスッキリ
  • 通常の窓の位置に家具を置けるため、レイアウトの自由が広がる

はなハウスのおすすめは、洗面所とランドリールームに「高い位置での横長の窓」をつけること!

洗面所と洗濯場所は面積が限られることが多いため、高窓にすることで視線が外に抜け、暖かい光が上から降り注ぐので空間が広く感じます。

さらにできれば洗面所は東側にすることで、朝日を浴びながら一日が始まるという眠い朝も少しは目が覚めそうです。

高窓のデメリットとしては、掃除が難しい・開閉が面倒などがあります。

ちなみに防火窓の地域の方は、FIX窓と開閉窓の差額が結構あります。
ご参考までに、160cmx30cmサイズの差額は、9万弱でした・・・開閉窓高すぎ・・

はな
はな

はなハウスは、洗面所の窓をFIXにし、ランドリールームの窓は換気できるように開閉型にしました。

FIXに比べて、開閉型は窓枠が広くなるため採光が若干減るのでご注意を!
また、ランドリールーム兼脱衣所の場合は、念のため曇りガラスにしておくと安心ですね。

帰宅・家事動線の工夫

1.帰宅動線を考える

家事動線と同じくらい大切にしたいのが「帰宅動線」。
帰宅後の流れを思い浮かべながら、使いやすい動線を考えてみましょう。

我が家の帰宅動線はこんな感じです。
帰宅→(トイレ)→荷物を置く→手を洗う→部屋着に着替える

帰宅後の動きを意識して、玄関からトイレ・手洗い場・WIC・ランドリールームをスムーズに行き来できるよう動線上に配置しました!ドヤ(←建築士さんが)

トイレは玄関ホールに設置し、帰宅時や来客時にも使いやすさを。ホールとリビングの間にリビングドアを設けているので、音も気になりにくいです。
(トイレの位置を玄関近くにするか、お風呂近くにするか2大討論があるかと思いますが我が家は玄関派)

ちなみに以前見かけた『小学生がいるご家庭のお子さまの帰宅ルーティン』はこちら。
帰宅→通学帽子を玄関収納に掛ける→ランドセル置き場にランドセルを置く→お風呂で手洗い・うがい・足洗いする→部屋着に着替える

ふむふむ。勉強になります。小学生は元気いっぱいに遊ぶイメージがあるので、お風呂で手洗い足洗いうがいまでするのは理想的ですね!そうすると、お風呂場は玄関に近い方がいいのか・・?

それぞれのご家庭に合った帰宅動線を考えたいところであります。

2.水回りを近くにまとめる

家事楽シリーズその1。
水回り(洗面台・ランドリールーム・脱衣所・浴室)+WICを近くにまとめます。

洗濯動線

浴室・脱衣所・ランドリールーム・WICを隣接させる
我が家が考えた洗濯動線はこちら。

【脱衣所兼ランドリールーム】服を脱いだら洗濯カゴに入れる→洗濯カゴから洗濯機に入れて洗濯→洗濯物を出して乾燥機に入れるまたは干す→台の上で洗濯物を畳む→【WIC】洗濯物をしまう

はなハウスは、浴室・脱衣所兼ランドリールーム・洗面所・WICの順に繋がっています。
構造上、洗面所が間に入りましたが、上記の4箇所とも繋がってるのでとても使いやすいです。

賃貸時代は、脱衣所から重い洗濯物を持って寝室を通り、ベランダに持ってって干していたため、現在の洗濯動線はほぼ動かずに完結するのでかなり楽になりました。

お風呂上がり動線

勝手にお風呂上がり動線枠を作ってしまいましたが、女性にはお風呂上がりルーティンがある方もいますよね。
一応我が家が考えたお風呂上がりルーティンはこちら。

【脱衣所兼ランドリールーム】お風呂を上がる→チェストから着替えをとり着替える→【洗面所】隣室の洗面台でスキンケア・ドライヤーする割と一般的・・?)
※冷蔵が必要なスキンケアグッズのために冷蔵庫も近くに配置しておくと安心◎

はな
はな

浴室入口付近に収納を設置し、タオルや着替えを置いとくと使いやすいです♪
はなハウスは、大きめの棚にして洗剤のストックや掃除用品も一緒に置いてます。

また、座ってスキンケアやメイクできる場所もあったら便利ですね。私は、洗面台の半分を化粧台にしてます。化粧台を個別に作ると場所と費用がかかるし、洗面台スペースでしたら水回りとも近くて動線が楽です。

3.脱衣所兼ランドリールーム

家事楽シリーズその2。
脱衣所とランドリールームを兼用にし、乾燥機や勝手口(外干しの場合)を配置して同じ空間で洗濯を完結。

マンションなどでは、脱衣所と洗面所が一体になっている間取りをよく見かけますが、分けた方が使いやすいと感じています。
お風呂に入ってるとき、洗面所に人がいると出づらいと思った人は私だけではないはず・・!

最近では、「洗面所」と「脱衣所兼ランドリールーム」を分ける間取りも増えており、とても使いやすいです。

実際に使っていても洗濯とお風呂が被ることはほぼない&洗濯はタイミングをずらせるので、ランドリルーム兼脱衣所でバッティングする状況なし!ゆっくりと使えます。

4.キッチンとダイニングの横並び

家事楽シリーズその3。
こちらも人気の配置ですね。画像のようにキッチンとダイニングを横並びにすると配膳や片付けが楽々です。

30坪前後の総二階の場合、横並びは難しいかもですが、1階(リビング階)を広めにとることで、可能になる場合が多いです。

とはいえ、1階を広くしても、横並びダイニングは場所を取りますから、LDKの配分がDK(ダイニングキッチン)2/3、L(リビング)1/3とアンバンランスになることがあります。
体感的には、1:1くらいがバランスいいかと思います。LよりDKの方が明らかに広いと、無理に捻出した印象になり、リビングの狭さが際立つことがあるのです。

このあたりのバランス感覚は、営業さんがつくる間取りよりも建築士さんが設計した間取りの方が圧倒的に技術の高さを感じます。
我が家がハスカーサに惹かれた理由のひとつもここで、ハスカーサの一級建築士がつくる間取りは、理想通りで無駄がなく、本当に理にかなっていると感じました。

はなハウスのLDKは24畳、横並びダイニングで大体ダイニング1:リビング1の配分です。
32坪でLDKを広く取るために何通りか建築士さんに設計してもらい、修正を重ねて満足の間取りができました。

はな
はな

実際に使用していても、横並びダイニングは片付けが本当に楽!見た目も統一感があってオシャレです。

もし、今の間取りにしっくりきていない方や、建築士と一緒に考えながら自分に合った間取りをつくりたい方は、ぜひはなハウスを担当した建築士をご紹介させてください。1級建築士が直接担当しますので、自分の要望を汲み取りながらプロの提案が受けられるため、満足のいく間取りができます!

間取り作成だけでも依頼できるので、ぜひお気軽にご連絡ください。

5.小さくてもパントリーを確保

キッチンの近くにほしいのがパントリー。保存食や調味料のストック、物置にもいいですよね。
パントリーと聞くと、画像のような冷蔵庫も隠せちゃうウォークイン型の広いパントリーをイメージされる方も多いと思います。私はこのイメージでした汗

しかし!小さめハウス30坪の現実は厳しい・・。スペースが限られているかもしれません。
そんな時には、小さめパントリーがおすすめ!1坪以下でもかわいい実用的なパントリーが作れちゃいます。

私なりに『小さくてもパントリーをつくる理由』をまとめてみました。

小さくてもパントリーをつくる理由
  • キッチン台や食器棚の収納は、基本的に引き出し式のため、保存食やストック品を入れすぎると重くなり、開け閉めしにくくなる。レールの劣化も心配。
  • 吊り戸棚は位置が高く、奥まで見づらいため、ストック収納には不向き。出し入れもしづらいのが難点。
  • パントリーを設けることで、キッチンカウンターやキャビネットに物が溢れるのを防ぎ、すっきりとした空間を保てる。

はなハウスのパントリーは、0.6畳。本当に小さいですが、収納力は結構あります。
入り口から見て棚が左右に設置されおり、幅56cm・奥行き30cmの棚が6段になります。

入り口はアーチにし、左右の棚にはカーテンをつけました。見た目もかわいく、使い心地も良くて満足しています♪

また、将来的にセカンド冷凍庫が必要になっても置けるように、予めパントリー内にコンセントを付けました。ルンバ基地にしても良さそうですね。

玄関とキッチンが近い

玄関とキッチンが近いことも大事ですね。
買い物から帰ってきてすぐ荷物を冷蔵庫やパントリーに入れられるとストレスフリー。

稀にキッチン台をぐるっと一周回ってしか冷蔵庫に辿りづけない間取りを見かけますので遠回りにはご注意を。
玄関から数歩で冷蔵庫!が理想的です。

はな
はな

と言ってもこの辺は建築士さんが気を使ってくれるのであまり心配なしです♪

以上になります。はなハウスの間取りの工夫はここまで。
次回は、『30坪でも広く見える工夫』を紹介します♪

ラグ
ラグ

最後まで読んでくれてありがとにゃん。

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